2019 FIAF4 第5戦 & 第6戦 鈴鹿サーキット 〜FIAF4 鈴鹿大会 公式予選〜
ゴールデンウィークのビッグイベントとして開催された、富士スピードウェイでの第二大会。 高速サーキットとして知られる富士スピードウェイとは一転、第3大会、第5戦、第6戦の舞台となるのはチャレンジングでテクニカルな鈴鹿サーキットだ。
レース開催時期は気温も高くテクニカルなサーキットであることもあり、マシンとドライバー両方の完成度が求められる。今大会から参戦する選手も多く、混戦が予想される中鈴鹿大会のエントリー台数は35台となった。
レースウィークとしては久々に雨の心配が遠のく中、5月25日(土)の午前8時05分にFIA-F4選手権第5戦 /第6戦の公式予選がドライコンディションで始まった。30分間のアタックに向け、グリーンランプが点灯するといっせいに35台のマシンがコースインしていく。
多くのマシンが最初の計測ラップを2分13〜14秒とゆっくりとしたペースで周回する中、木村偉織は1周 目から2分09〜10秒台でラップを刻んでいく。
そして本格的なアタックが始まったのは計測2周目から。ライバル勢が08秒台で続く。その中、木村 偉織はタイムアップに苦しみ、09秒台でラップを続けた。
午前8時13分、上位陣はさらにタイムアップ。トップが07秒台に突入したのをはじめ、他のドライバーも続々と07秒台へ、僅差のオーダーが出来上がる。しかし、この直後の午前8時14分にS字で桜井孝太郎がスピンアウトしグラベルに捕まってしまったことで、黄旗区間が発生することに。
そこでタイムアップするチャンスを失った木村偉織は、後半曲がりにくいマシンをねじ伏せ08秒台に突入、しかし7秒台につけることは無く、悔しい16番手タイムとなった。
------------- 木村偉織 Driver’s voice -------------
7番手タイムで終えた昨日の公式練習後から今朝までチームと時間の許す限りデータやオンボードを見ながらミーティングを重ね、土曜日の予選では少しリスキーな部分ではありましたがポールポジションを狙うべくセットアップを大幅に変更し予選に臨みました。
しかしマシンは改善するどころか悪くなってしまい他のライバルがアクセル全開で曲がっていけるような箇所でも行けずに我慢しなくてはいけない。
そんな予選となってしまいました。16番手という結果は本当に悔しく、ドライビングで、もう少し出来ることは無かったのかと考え続けました。しかし、思ったような走りにもつながらず納得がいかないものとなってしまいましたが気持ちを切り替えて決勝に挑みたいと思います。