2016 FIA-F4選手権 シリーズ 第11戦・第12戦
【予選】
初めてのフォーミュラでの予選は意外と緊張せずに入りました。前日まで練習でのタイムがあまり満足できなかったので、壁を超えようと思ってコースインしました。NEWタイヤに熱を入れてアタックしようとした瞬間にまた赤旗が出て苦しい展開になると思いました。また予選が開始され死ぬ気でコーナーを攻めました。何があっても自分の限界を超えようと思って走ったら練習の平均ラップをはるかに超える良いラップが続きました。
今までついて行くことも難しかった車をあおってオーバーテイクし、凄く良い走りをしてる感じがしました。最後のアタックラップに前の車と距離をとる計算のミスで完璧なラップができなかったのが悔しかったけど、良い勉強にもなったし自信感を取り戻したので良い予選でした。
【第11戦】
第11戦は27番手からのスタートになりました。予選でいきなり上がったペースでもしかしたら上まで行けると自信がわいてきました。好スタートを決めて2台を抜き、25番手で1コーナー進入。その後1台ずつ、着実に順位を上げていき20番手まで浮上。3位の車の後、23番手まで一列だんご状態でレースが続き、一瞬も気をゆるめないレースでした。オーバーテイクに失敗したらそのまま後方の車両に抜き返される厳しいレースが何週も続きました。
レースの難しさはタイムだけではない、バトルにもあるということを今回思い知らされました。
成績だけ見ると決して満足はできないですが、自分の壁を1つ超えて成長した感じがして凄く嬉しいです。いろんな可能性を見せられたレースだったと思います。
【第12戦】
初めて雨のコンディションで行われたレースでした。正直怖かったです。その怖さにのまれて何もできないレースでした。ポジションを守るのがいっぱいいっぱいで何も見えなかったです。今回はダメだったけど次に繋がる経験になったと思います。